説明
けんかをやめて 二人をとめて! 最も優れた材は羽根かカヤか? 素材間の不毛な対立、互いのヘイトを無意味なものにするハイブリッド。冗談はさておき、持続可能なウキ作りを目指す、実験的な試みです。
良材の入手に悩むウキ作者にとって、一本の材料を使い切ることこそが無駄のない製作であり、エコです。大昔からあった技法ですが、イマこそリバイバルすべきでは?
異素材のハイブリッドにおいて、2枚合わせでは強い方の材に引っ張られてしまい、乾燥後に反りが出ます。それを防ぐための交互4枚合わせです。接着剤の量はさほど増えませんので安心してください。
工程はものすごく手間がかかりますが、端材利用が可能なため、グレードは最高ランクではなく中間の「XX」です。Φ6.0mm孔雀羽根+カヤ。ボディはクリアー仕上げ。トップはレインボー*とノーマルから選択可。号数はボディ基準。
*レインボートップとは…赤(橙)、黄(レモンもしくはグリーン、場合によっては白)、オレンジ(黄橙)の3色使いが一般的ですが、これらの近似色のみならず、見えにくいとされる青や紫の蛍光塗料も付け根側に用いたトップです。主に鑑賞目的のウキに採用してきましたが、「トップの付け根の動きに手を出したくない」ケースには有効とのご意見をいただきました。Compressorとは対極の考え方になりますが、様々なニーズがあるものです。
【グレード XX(バツニ)】